攻殻機動隊 REALIZE PROJECT主催「2029アイデアソン」レポート

2015/09/04 13:05


2015年8月18日(火)福岡ファッションビルで、攻殻機動隊 REALIZE PROJECT主催「攻殻機動隊リアライズプロジェクト2029アイデアソン」を開催しました。アイデアソンは、「地方行政ICTフォーラム九州第2回」の中で行われ、募集人数30名のところ38名に応募いただき大盛況となりました。こちらの様子をレポートします。

 

集まった方の大多数は大の攻殻機動隊好き。とはいえ、「攻殻機動隊は見たことがないが、なんだか面白そうだ」、「実はガンダムのほうが好きだけど、日本を代表するアニメをテーマにアイデアソンというのが興味深い」といった方もちらほら。

 

アイスブレーク、攻殻機動隊で言うと誰ですか?

ファシリテーターの挨拶で始まったアイデアソン。始めにアイスブレークがありました。ファシリテーターの合図で全員が起立し、隣同士でペアを組みます。アイスブレークとは、ワークショップなどの始めの硬い空気を和らげるために行うちょっとしたセッションです。ペアを組んだ2人で「名前、どこからきたか、攻殻機動隊で言うと○○です(攻殻機動隊を知らない人は自分の好きなアニメやSFでもOK)」などの自己紹介をしました。

 

攻殻機動隊 REALIZE PROJECTは2029年攻殻機動隊の世界をリアルにすること

続いて攻殻機動隊 REALIZE PROJECT 事務局統括顧問の武藤氏、そして技術顧問の庄司氏より「攻殻機動隊 REALIZE PROJECTについて」、「攻殻機動隊のなかに出てくる技術要素について」の解説がありました。

 

—武藤氏
攻殻機動隊 REALIZE PROJECTのテーマは、「2029年の攻殻機動隊の世界をリアル(現実)にする」こと。そのために様々な事業会社、投資会社などとアライアンスを結び、多くの人を巻き込みながら最先端テクノロジーを使った事業を日本に出現させるためのプラットフォームをつくろうと取り組んでいます。メディア事業、インキュベーション事業、技術事業、AWARD事業の4つの事業を行っており、特にインキュベーション事業では、今年の秋10月〜11月に東京、福岡、神戸の3都市でそれぞれ義体、電脳、都市交通の3テーマで、ハッカソン、コンテスト、ピッチイベントを行う予定です。各イベントの優秀チームは2016年2月に開催するAWARDへの出場の可能性があります。

 

「攻殻機動隊の世界が実現されたとき、あなたは何をしたいですか?」

攻殻02
アイデアソンのテーマは「2029年攻殻機動隊の世界が実現されたとき、あなたは何をしたいですか?」。14年後の2029年に自分は何をしたいか、電脳/義体/人工知能/ロボット/先進都市交通といった攻殻で描かれている先進的な技術群を参考にどんなことができるか、自分はどんなことがしたいかを38名の参加者、6チームでごとに自由に議論をしました。チームの中でも人によって攻殻機動隊に対する知識の差はありましたが、詳しい人が詳しくない人に、2029年の攻殻機動隊の世界の説明をするなど、チームで補完しあう場面も。

攻殻04
議論が第1ラウンド、第2ラウンドの2回にわけて行われます。第1ラウンド終了後、最初のチームの中から2名が同じテーブルに残り、他のメンバーが違うテーブルに移動し、第2ラウンドが開始されました。テーブルに残った2名が第1ラウンドでの議論の内容を新しいチームに共有して、第2ラウンドの議論が始まります。15分×2回の議論でしたが、どのテーブルも非常に盛り上がっていました。第2ラウンド終了後には、また始めのチームのテーブルに戻り、これまでの意見を元に発表の準備に移ります。

 

優勝チームは「死にたくない!」

各チームに与えられた発表時間は3分。発表の仕方に決まりはありません。「模造紙を使って説明してもいいし、PCでプレゼン資料をつくてもいいし、寸劇をやってもいいです。自由に考えてください!」とファシリテーターから案内がありました。短時間の議論でかつ知識の差もあるなかでしたが、各チームからたくさんの活発な意見がでました。意見のなかには、「孤独になりたい」といったものも。「なぜなら、脳がネットに接続された世界では常に何かとつながっているので、独りになりたいと思う」など深い意見もでてきました。他にも「義体を乗り換えて異性を経験してみたい」など、作品のマニアではないからこそ出てくるような興味深い案もありました。

攻殻06

 

優勝したチームは、「死にたくない」がテーマ。作品に登場する技術群の究極的な目的を整理して、技術の発展は突き詰めて言えば「死にたくない」という人間の根本的な欲求が動かしているという深い洞察を指摘。プレゼンもユーモアにとんでおり、その時の気分や仕事の状況などに合わせて義体を乗り換えて生きて行くというライフスタイルを寸劇で表現するといったもの。会場は寸劇に大きく盛り上がり、満場一致で優勝が決まりました。

攻殻01

 

福岡は首都になる!?

最後に武藤氏から挨拶がありアイデアソンは終了。攻殻機動隊の世界で福岡は首都の設定です。その福岡では攻殻機動隊 REALIZE PROJECT 事務局の福岡支部が結成され、11月にはハッカソン、コンテスト、ピッチイベントが開催されます。今後の発表もぜひお楽しみにお待ちください!